つれづれ
お早うございます。 例年にない3月の雪に戸惑いも感じておられるのではないでしょうか。職場で交わす言葉は「これが最後の雪でしょうね」「もう終わりにしてほしいよね」です。そこへ、「私のクラスの子は雪を見ると喜んでいるのです。休み時間に防寒着を着て真っ白なグラウンドへ出て行きました」と話がありました。雪が嫌なのは大人だけで子供たちは楽しいんですよね。子供と毎日関わっている私たち教員は同じ目線に立って考え、行動することが大切ですよね。
さて、今日も雪が降る中、子供と一緒に登校しました。新しい登校班になって6年生は見守りで最後尾を歩いていました。そこへ寄っていって。「○○君もう過ぎ卒業だね。こうやって歩くのも後何回かね。私は寂しいよ」と話すると「僕もです。中学校へ行かず小学校に残っていたいです」と答えました。私は「何言うとんがよ。いつも担任の先生に「自分の事ばかり考えて、迷惑をかけ、もっと人のことを考えて行動しなさい」と注意されとったがに残りたいがかよ」と言うと、その子は「ううん中学校へはあまり行きたくない」と言って、足早に班の最後尾を歩いて行きました。
小学校っていいなって実感しました。
子供たちは、担任と過ごす時間はお父さんお母さんより多いのではないでしょうか?1年間或いは2年間関わっていると本当の家族のようになり、本気で怒ったり本気で文句を言ったりと本音で語り合うので、登校の時に語った6年生のように、叱られていても小学校に残っていたいという感情が沸いてくるのではないでしょうか?
71人卒業していきますが、多くの子供たちは去りがたい気持ちなのではないでしょうか? いや一人でもいいのです。
卒業担任っていいですよね。
残りわずか、できる限りの思い出を作っていってください。